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陶房案内

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ギャラリー

さまざまな作品を制作・展示販売しております。

こちらに展示していない商品も数多くございます。

​形やサイズ等、用途ご希望にそった作品のご案内もしております。

お気軽にお越しくださいませ、お待ち申し上げます。

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​茶の湯

古くから『一楽・二萩・三唐津』や『一井戸(萩)・二楽・三唐津』と言われるものがあり、これは侘茶でいう優れもの茶碗に優劣をつけた言葉です。

焼き締まらず吸水性に富んでいる大道土の素地に、薬は土灰釉(木灰)とワラ灰釉(藁灰)を使用し、白濁が濃いものが「白萩釉」や「白釉」、淡い琵琶色や白色が薄いものを「萩釉」といい、当窯元ではこれを基本に釉薬を作ります。

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 窯煙伝萬里 

大正期よりギャラリーに飾られております表具『窯煙伝萬里』です。

松緑窯(登り窯)より吹きあがる炎煙の勢いを書筆にされたものです。

萩焼の陶土・大道土の表現を幅広く引き出すため、陶房近くより出土する耐火度のある地土「白真砂」「赤真砂」「黄土」等を加え、ギャラリーでは作品展示をしております。

松本萩・深川萩、山口萩焼と三窯からなる「ホタル」「ホシ」と称した斑紋状の紅色発色は萩焼における窯変作用として『御本』とか『御本手』に相当するものですが、山口萩焼が魅せる一味ちがう大道土の表情をご覧いただけますと幸いです。

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​陶芸教室について

現在、県内外において各教室による萩焼の専任講師を受けております。

釉薬における専門講座も例年開催し陶芸を通じ沢山のご縁を頂き感謝を申し上げます。

陶房ではご要望があれば小数人単位での陶芸体験もお受けできます。

また教室等で詳しくなられた方々には伝統工法による陶房水簸土(萩焼常圧土)と、現在枯渇したとされる萩沖(離島)見島土も個人量程度としてお出しする事もしております。

近年コロナ禍も重なり教室で詳しくなられた方々を基点にご家族やご友人様を含めご自宅で陶芸を行ってみたいご要望も多く聞かれます。

県内であれば指導要領含め陶芸用具の貸し出しも備わっており、

少人数単位でのご自宅体験も可能です。

作品づくりから釉薬・焼成に至るまでご相談お受け致します。

一人でも多くの皆様方が先人に受け継ぐ山口文化に触れて頂き、『ものづくり』に深い関心を持って頂けます事を願いにしております。                   

伝統窯の歴史と拘り

萩藩御用窯(東光寺窯・職長)であった大和松緑(作太郎)が萩より招致され、明治に築窯した(旧)四連房式登り窯『松緑窯』を当時の姿として陶房敷地に残す萩焼の窯元です。

山口市に歴史を置く文化のひとつです。

当窯には代々に渡り1000トンを超える萩焼の原土(大道土)が掘り溜めてあり、明治から繋がる歴史を学ぶ事ができます。

大道土は多量の水を使いながら攪拌し、様々なものを取り除きながら表層面に流れる数ミクロンの粘土粒子だけを採取していく粘土づくりを行います。

また釉に関しましても天然灰から調合しますので、釉ができる水質管理はその後の焼き物にとって大きく影響するため長い時間真水にさらす必要が出てきます。

その為敷地内には地下数百メートルに達する深井戸を設備し、自噴してくる原水を拘りに土づくりから釉薬精製までの水簸(すいひ)作業をかけ流しの水量をもって行います。

萩焼ができるまでの全工程を陶房内一貫作業で行う萩焼の伝統窯です。

陶房内には作品展示場(ギャラリー)を備え、『萩焼  大和 稔』による展覧会作品他、日常気軽にお使いになれる様々な作品数を常設で展示販売をしております。

他、ショップ販売等も行っております。

広い駐車場を持ち少人数から団体まで常時見学が可能です。

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